日本で唯一国際認証を得ているカイロプラクティックDCプログラム

03-3437-6907

受付時間:平日9:00~18:00 土日祝:休み

石川カイロプラクティック 院長 石川 貴章先生

プロフィール

出身
埼玉県春日部市
趣味
サッカー 料理 農業
入学した経緯
幼少期よりサッカー好きでプロ選手を目指すが、高校生のときにケガを繰り返し痛恨の思いで断念。当時の監督より、選手を支えるトレーナー側に回らないか、というアドバイスを受け、この道に進むことを決意。

TCC広報部・佐藤より、富山県にて開業された石川先生にインタビューしました。

広報部佐藤(以下(佐))
今日は、TCC10期生で、富山県富山市で「石川カイロプラクティック」を開業されている石川貴章先生(以下(石))をご紹介します。石川先生こんにちは。 今日はよろしくお願いいたします。
(石)
佐藤さんお久しぶりですね。お手柔らかにお願いします(笑)
(佐)
まずは何からお聞きしようかな…学校職員としてご一緒させていただいた時もあるので、 色々とお尋ねしたいです。まず、簡単にカイロプラクティックを学ぼうと本学に入学された経緯を教えていただけますか?
(石)
小さい頃からサッカーが大好きでプロの選手になることを目指していたんですが、高校2年生の時に足首の度重なる怪我と慢性的な強い腰痛からスランプに陥り思うようなプレーが出来なくなってしまいました。
その当時、何よりもチームメイトに迷惑をかけているのが苦しくて、監督に引退することを伝えました。何よりも、自分の思うようなプレーができないことが苦しくてたまらなかったことを覚えています。
(佐)
たしかに、カイロプラクティックをめざしてTCCに入学する方の中には、スポーツでケガをしたことをきっかけに入学するケースが多いですね。
(石)
だけど、決断とは裏腹にサッカーから心離れることができずにずっと悩んでました。
そんな時、チームの監督から選手を支えるトレーナーにならないかとお話を頂いて、その道に進むことを決意しました。
(佐)
監督も、サッカーが大好きなのに辛そうにしている石川先生を見ていて、ずっとベストな道を探していてくれたのでしょうね。高校時代にサッカーができなくなって、その当時からトレーナーというか、サポート側に回ったんですか?
(石)
はい。それからその後残りの高校生活は当時お世話になっていた鍼灸師のトレーナーの先生に指導を受け、チームの日々の練習・試合・合宿のすべてに同行し、主にスポーツマッサージやテーピングの練習の日々を送りました。
当時スポーツマッサージでは、一度に何十人もの選手にアイスラブというメントールの入ったジェル状のマッサージクリームを使用してマッサージしていたんです。自分の手の皮が何枚もめくれ上がり、指紋がなくなったことを覚えています。
振り返れば大切な下積み時代でした。同じユニフォームを着て切磋琢磨できない悔しさと後悔の気持ちを抱えることもありましたけど、チームメイトのみんなが感謝してくれることから、だんだん自分の存在意義のようなものを感じられるようになっていったんです。
(佐)
映画になりそうですね。
でも、高校時代にそういうご経験をされ、進路は自ずと迷いがなかったのではないですか?高校生で、自分が将来何をやりたいのか、何になりたいのか、模索しても見つからない、という子は多いと思います。
(石)
そうですね。高校卒業後は何の迷いもなく医療系の専門学校に進学し、スポーツ医学や東洋医学を中心に様々な民間療法を学びました。この学校では夜間の授業を受けていましたので、日中は同時に地元埼玉のスポーツケア・トレーニング・栄養指導などを行う総合施設にてトレーナーとして現場での経験を積みました。その後、より身体のことを理解できるようになりたい、もっとクライアントの力になりたいという想いを抱くようになって、知人の紹介を経てRMIT大学カイロプラクティック学科日本校(現:TCC)に入学を決意しました。
(佐)
石川先生は本学の学生時代から、「テクニックがうまい」と講師間からも評判だったことを覚えています。きっと高校時代からの小さな積み重ねが、人のからだの理解に繋がっていったんでしょうね。
ところで、石川先生には、本学を卒業後、講師として常勤講師をしていただきました。
学校でも積極的に学生にテクニック指導されていましたよね。講師として、 一番面白かったことや、大変だったことなど、何かエピソードがありましたら教えてください。

(石)
テクニックの指導で印象に残っているのは、DVD教材を制作したことです。学生の皆さんがテクニックを修得する上で効率よく復習できるようにDVD教材を自主制作しました。
慣れない撮影で大変でしたが、学生の有志の皆さんにご協力頂き、手始めではありましたがパート1とパート2を制作しました。特にパート2では3方向からカメラを設置して、テクニックを立体的に理解できるよう工夫しました。
テクニックの教育については当時色々と悩みました。前任の先生方にアドバイスを頂きながら、より学生の皆さんがテクニックを修得できるようにとテキストや資料を全面的に改訂し、講義中のデモンストレーションの方法や講義内容もブラッシュアップできるよう色々な勉強をしました。見守って下さった諸先輩講師の先生方の存在に支えられ、様々な新しい試みに挑戦させていただきました。
(佐)
学生として学んでいた立場から、講師という教える立場と、両方ご経験され、何か違って見えたことや、気づいたことなどありますか?
(石)
卒業後、学ぶ立場から教える立場になって一番強く感じていたのは、学生時代にお世話になった先生方のレベルの高さです。「先生は先生なんだから当たり前」と学ぶ側は心のどこかで思っている節があると思いますが、長年の臨床経験、講師経験のある先生方には到底足元にも及ぶはずもなく、同じように講義をしようにも上手くできるはずもなく、自分には無理だと逃げたい気持ちになることもありました。

初講義を任された当時は、知識の浅さに言葉を震わせ、技術の未熟さに手を震わせました。しかしながら、先生方全員が私に大切なことを親身にご指導して下さいました。

中でも恩師の先生のお言葉がありました。

「教える為には10倍努力、尊敬されるには100倍努力」
そして早く先生方のような講師になりたいと、諸先生方にアドバイスを頂きながら、学生時代以上に様々な勉強を一生懸命しました。
技術面に関しては学生時代にお教え頂いた恩師の先生のクリニックに定期的に訪問させていただき、直接ご指導をしていただいたりもしました。あの頃の原動力は諸先生方のような講師になりたい、誰にも負けたくないという気持ちだったと思います。
そして、何よりも学生時代との一番の違いは、講師という教える立場には大きな責任があることです。学生ご本人の将来はもちろんですが、そのご家族や支えてくれている大切な存在がいることを忘れてはなりません。高校卒業後に入学してきた学生の皆さんには、それを全力で応援してくれるご両親がおられます。我が子を地方から遥々東京へ上京させた親心を思うと、きっと我が子の夢の為、将来の為に胸を痛めて決心されたのだと思います。
また、新たな人生へのチャレンジとして入学された社会人の方々には奥様やお子様が待っているという方もおられます。誰でも許してくれることではありません。そこにもやはり、相当の決心と大きな大きな理解があったと思います。
学生の皆さんには、時に厳しく指導することも少なくなかったと思いますが、学生の皆さんの後ろにいるご家族の皆様の為にも中途半端はできないと考えていました。
(佐)
たしかにそうですね。けして安くない学費を出して入学してくるわけですからね。私も広報として入学生に相談をされることが良くありますが、入学後「ちゃんと自炊できてるかな?」「アルバイトで眠くないかな?」等、母親のような気持ちになることがあります。口にはしませんが・・・
さて、石川先生は、2014年春に富山県にてご開業されましたが、富山県を選んだ理由は何ですか?
(石)
以前から、独立開業する時は落ち着いた環境でやりたいという気持ちがありました。
祖父母と私の従兄弟が秋田の自然豊かな環境で暮らしている影響で、田舎暮らしへの憧れのようなものがあり、いつか自分もこんな環境で暮らしたいと思っていました。
秋田、地元埼玉、東京都内など幾つかの候補がありましたが、富山を初めて訪れた時に、今まで感じたことのない街の雰囲気と同時にどこか懐かしさを感じる情景があり、惹かれるところがありました。最終的には家族皆で相談し、将来的な事なども含めて富山での開業を決断しました。
富山は東京近郊からかなり遠いというイメージがあると思いますが、来年春に開通する北陸新幹線では東京-富山間が2時間で結ばれます。地元埼玉の春日部にも帰郷しやすいですし、東京にもアクセスが良いのがポイントにもなりました。
また富山は教育や福祉などに力を入れており、接骨院の数が日本で一番多いというヘルスケアの需要が高いという点もあり、その中で安心できるカイロプラクティックを提供することは存在意義が高いのではないかと考えました。実際に開業して感じているのは、痛みや痺れの強い症状を抱えているケース、手術後の改善しない症状を抱えているケース、病院やその他の治療で改善せずに困っているケースなどのご相談が非常に高い割合を占めているため当院が果たすべき役割が明確であり、最高の舞台だと感じています。
(佐)
富山は自然豊かな環境だと思いますが、生活スタイルというか、何か変化はありましたか?
(石)
富山は自然豊かな環境ですが、富山市内は路面電車が街中を走り、便利で暮らしやすい環境だと思います。特に富山市内は街中がきれいに整備されている印象で、県庁や市役所などの公共機関がどこも新しく近代的で素敵なデザインです。
生活スタイルという意味ではこれまでとの一番の違いは通勤電車がないことですね。お気に入りの自転車で毎日10分位の往復ですし、雨風の強い日は車通勤していますので、その点非常に恵まれていると思います。そして何より一番はやはり魚が美味しいことですね。
これから特に魚が美味しくなる季節だと聞いていますので、大きな楽しみの一つです。
生活スタイルという意味では、富山の方々は夜が早いといいますか、20時くらいには街中も静かになりますので、夜が長く感じられて帰宅してからの過ごし方に余裕ができたように思います。
それから、以前ラフティング(川下り)に挑戦してきました。流れの強い川をボートで下っていくのですが、こんな経験今までしたことなかったという位最高でした。富山の大自然を身体で感じることができたような、そんな体験でしたので、またチャレンジしたいと思います。それからこれからのシーズンはスキーとスノーボードですね。スポーツは全般大好きなので患者さんにオススメして頂いたゲレンデに通いたいと思います。
(佐)
まさにクオリティ・オブ・ライフが最高な環境ですね。憧れる生活です。カイロプラクターはまさに「手に職」なので、自分の生き方や好きな土地を選んで仕事ができる、数少ない職業だと思います。
では、ご開業にあたり、後輩に何かアドバイスがありましたら教えてください。
(石)
私はまだ独立開業して1年未満ですので、アドバイスできるほどのことはありませんが、開業は大きな大きな節目となるものですから、大げさかもしれませんが、その後どんな人生を望んでいるのか、どんな目標や夢があるのかをじっくりと考え、開業するということが心底必要ではないかと思います。
開業当初は数多くの先生方に色々なご指導を賜りました。細かな業務のことから、精神的な面に至るまで、支えてくれた多くの同志がおりました。またTCCのスタッフの皆様にも、開業に関わる色々なサポートをしていただきました。

佐藤さんにはホームページ制作をはじめ、治療院の看板やロゴのデザインを考えて頂き、とても気に入ったものを完成して下さいました。改めましてその節はお世話になりました。

それから、当院は開業にあたり「富山県新世紀産業機構」の創業支援事業というものにチャレンジしました。新規事業の創業にあたり、富山県からの助成金を受けることができるというものです。これには非常に厳しい審査があり、採択されるには非常に高い倍率を勝ち抜かなければなりません。審査は資金的なものだけでなく、事業に関わる全てのことを簡潔に分かり易く説明し、その事業プランが第三者の専門家から十分に理解され、行政が応援するだけの価値があると納得してもらわなければなりません。
しかもカイロプラクティックに関する説明や、他のヘルスケアとの違い、我々の存在意義を説明することは容易でなく、非常に多くの時間と労力を費やしました。ただ開業するだけでも大変なんだからと、挑戦に反対する声もありましたが、採択を受けられるか否かは結果論として、このチャレンジをすることで当院の目的や目標など、曖昧としていた部分を明確にできると思い、諦めずに何度も担当教官のところへ出向き、指導を受けながら書類を作成していきました。
そして富山に移住した初日に、合格の採択結果通知が届きました。 開業前にして、我々の構想が認められたことで自信も持てましたし、何よりも新規事業や経営に関する専門家の皆様には様々な勉強をさせていただきました。開業後も色々な相談やご指導をいただけるのと、同じ採択者間の他業種の方々との交流などもありますので大変勉強になります。
是非、これから開業をされる先生方には管轄の行政が行っている新規事業支援にチャレンジされることをお奨めします。資金的な助成に加え、それ以上に起業に必要な他では学べない多くのことを得ることができると思います。
開業当時になかなかクライアントの方々の相談が無く、不安な想いでいっぱいだった時、恩師の先生が電話で言って下さった一言が支えになりました。
「正しいことをきちんとしていれば、必要とされない訳がない」
分からないものは勉強する、苦手なものは克服する、それがどんな環境にいても自身を高めていける唯一の方法だと思っています。開業して東京を離れても今尚、上手く改善に導けないケースがある時は、恩師の先生に電話で相談したり、画像所見があればデータをお送りして意見を伺ったりと、諦めない気持ちを大切にしています。上手く行かないケースはどんな先生でも必ずあると思いますので、そんな時に諦めないで、次回来院時までに対策を考える、必要あれば教えを受ける。時にそのクライアントの苦しみを改善できなかったとしたら、同じ苦しみで来院される未来のクライアントは必ず改善できるよう成長する。
それが我々にできる誠意であり、責任なのではないかと思っています。そこから諦めそうになる時もありますし、曖昧にしてしまうことも簡単ですが、苦しいのは我々ではなくクライアントの皆様ですから、我々はクライアントの皆様に果たすべき責任があるということ、それと同時に成長の機会を頂いていることを忘れたくないと思っています。
(佐)
今後、何か目標かなにかありますか?
(石)
オフィスの控え室にこんなメモ書きを貼って毎朝お天道様にお願いしていることがあります。
・皆が健康で安全に暮らしていけますように
・皆が優しい心を保てますように
・いつまでも平和な世の中でありますように
・患者さんの力になれますように
私にとってこの4つが今もこれからも変わらない目標です。最も身近でありながら、いつも大切にしたい目標です。
まだまだ人生を語れるほどの器もありませんが、忘れることのできない東北大地震や原発事故などを通して、また身近な親族や心の支えであった恩師、大切な人々との別れを経験する中で、何かを成し遂げたり、何かを成功させたり実現させることだけが人生の目標ではないと考えるようになりました。これが私のささやかな目標です。
もちろん臨床面、経営面での目標もありますが、それは秘密にしておきますね(笑)
(佐)
カイロプラクティックを業としていて、面白いな、よかったな、と思うことがありましたら教えてください。
(石)
やはりクライアントの方々の苦しい症状から解放された時は本当に良かったなと思う瞬間です。
特に酷い症状を患い仕事を休職していた方が復帰されたり、仕事や家庭のことを考えると手術もできないと困られていた方が元気に改善されていったケースなどは印象的です。
ただし一方ではご相談を頂き、信じて身を任せて下さった方々の中にこちらの力不足で望ましい結果を出すことができなかったこともあります。そんな時は今でも悩みますし、落ち込むこともあります。そんな時、また力を下さるのもクライアントの皆様です。
「先生に出会えてよかった」「先生が富山に来てくれてよかった」そんな一言で、また勇気が持てるようになります。そんな毎日の中で、一人でも多くの方々の力になれるよう精一杯努めること、それが私の役割だと思っています。
TCCへの入学を検討されている皆様は、何かの縁があってカイロプラクティックに関心を持たれていることと思います。縁あって巡り合った職業として、大きな花を咲かせるために必要な学びと教えをTCCが与えてくれることと確信しています。新しい一歩を踏み出すことには大きな決断が必要ですが、4年後の今、その決断が間違いでなかったと思う日が訪れるはずです。
頑張ってください。
(佐)
石川先生、今日は色々とたくさんのお話がきけて、とても嬉しいです。真摯な姿勢が伝わってくるお話でした。ありがとうございました。
電話で予約・問い合わせはこちら